診療科のご案内

診療科のご案内

中央検査科で行う検査は国家試験に合格した『臨床検査技師』によって正確・迅速に実施されています。

スタッフ 臨床検査技師 27名(2名は健康管理センターへ)
腹部超音波受付事務 1名
認定資格等 細胞検査士(3名) 認定血液検査技師(1名) 認定輸血検査技師(1名) 超音波検査士(循環器4名 消化器3名 体表臓器1名) 日本糖尿病療養指導士(1名) 栄養サポートチーム専門療法士(2名) JABTS主催乳房超音波講習会受講者(3名)(2012年4月現在)

中央検査科の業務は大きく分けて『検体検査』と『生理検査』の二部門に分かれています。
『検体検査』は血液・尿・体液・組織などを患者様から採取し検査を行う業務です。『生理検査』は心電図・呼吸機能・脳波・超音波検査など患者様の体を直接検査する業務です。


採血・採取された血液・尿は迅速に各検査部門に移送され医師から依頼された検査が行われます。

採血室

当院の外来採血業務(救急、小児科を除く)の多くを採血室において臨床検査技師が行っています。1日に200名~350名の採血を行っており、採血・検尿などで採血室に来られる患者様は1日に400名を超える場合もあります。採血・採取された血液・尿は迅速に各検査部門に移送され医師から依頼された検査が行われます。


採血前の確認

医療過誤防止のため、採血の際にお名前の確認と、診察券(無い場合は年齢による確認)による本人確認をさせていただいております。また、血糖検査がある場合、お食事のお時間をお聞きする場合があります。ご面倒ですがご理解、ご協力をお願いいたします。

採血時・採血後の注意

穿刺時に強い痛みやしびれが生じた場合、採血中・採血後に気分不快、嘔気が生じた場合はすぐ採血者、採血室スタッフに申し出てください。また採血した部位を揉まないように確実に5分以上押さえてください。服の袖が窮屈な場合、血が止まりにくい方、血液を固まりにくくするお薬を飲まれている方はさらに、押さえている時間が必要です。

採尿時の注意

尿量については検査の内容によりますが、ほとんどの場合は採尿コップ1/3ぐらいあれば検査できます。ご心配、ご不明な点は採血室または一般検査室スタッフにご相談ください。

採血量が足らない場合や検体が検査に不適となった場合は採血をやり直すことがあります。ご理解、ご協力をお願いします。

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貧血や白血病を診断する場合に必要となる検査の1つです。


血液・凝固検査部門

血液検査

貧血や白血病を診断する場合に必要となる検査の1つです。主な検査には血球算定検査、末梢血液像検査、骨髄像検査、ヘモグロビンA1cがあります。

  • 血球算定検査
    赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度などを多項目自動血球分析装置を用いて測定する検査です。
    使用機器多項目自動血球分析装置 シスメックスXE-ALPAH(N) シスメックスXT-2000i・自動グリコヘモグロビン分析計 東ソーHLC-723G8
  • 末梢血液像検査
    血液中の赤血球、血小板の形態や白血球の分類、異常細胞の有無を調べる検査です。多項目自動血球分析装置により分類できない場合、血液をスライドガラスに薄く塗布した標本を作り、細胞を染色して顕微鏡で観察分類します。顕微鏡での確認は白血病などの血液疾患を見逃さない為には必要不可欠な検査です。
  • 骨髄像検査
    骨髄とは血液を造りだす重要な組織で骨の中心にあります。医師が胸骨や腸骨の穿刺を実施し、採取した骨髄液を用いる検査です。骨髄液をスライドガラスに薄く塗布した標本を作り、細胞を染色して顕微鏡で骨髄細胞を観察分類します。また、ペルオキダーゼ染色、エステラーゼ二重染色、鉄染色などを行うことにより、白血病の診断に重要な染色像を観察します。
凝固検査

血友病など血液の凝固異常がある疾患、肝障害や血液を固まりにくくするお薬を飲まれているかたの状態を見るうえで重要な検査です。また、手術の前や後には凝固異常の発見のため検査が実施されます。検査項目はプロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時間、フィブリノゲン、FDP、D-Dダイマー、アンチトロンビンⅢなどがあります。採血されて1時間以内に測定結果がでるように業務に取組んでいます。

使用機器全自動血液凝固測定装置 シスメックスCS-2000i

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血液、尿、体液中の蛋白質、脂質、酵素、電解質、含窒素物などさまざまな成分を測定する検査です。

生化学・免疫血清検査部門

生化学検査

血液、尿、体液中の蛋白質、脂質、酵素、電解質、含窒素物などさまざまな成分を測定する検査です。検体を遠心分離器にかけ細胞成分などを除いた部分(血清、血漿)を使用します。検体数、項目数は非常に多く、検体は生化学自動分析装置で検査されます。生化学自動分析装置は限られた血清量で多くの項目が測定できるように微量化されていますが、測定の正確性や精度を維持するために測定値の基準の保証や日々のメンテナンスや精度管理が必要です。外来診療では診療前に生化学検査が実施されることが多く、測定された検査結果で診療が行われます。採血されて1時間以内に報告できるよう努力していますが、血液が固まるのが遅い場合や再検査を実施した場合には1時間を超えてしまう場合があります。ご了承いただけますようお願いいたします。

使用機器生化学自動分析装置 日本電子BM-2250 日本電子BM-9130 日本電子BM-1650
免疫血清検査

抗原抗体反応を利用して微量な蛋白、ホルモンやウイルスなどの抗原を検出する検査です。生化学検査同様、検体を遠心分離器にかけ細胞成分などを除いた部分(血清、血漿)を使用します。PSA、CEA、AFPなどの腫瘍マーカーやTSH、FT3、FT4(甲状腺関連ホルモン)、BNPなどは診療前検査として実施されています。測定の正確性や精度を維持するために測定値の基準の保証や日々のメンテナンスや精度管理が必要です。検査結果は生化学検査より分析に時間が必要です。1時間以内に報告できる場合もありますが、再検査を実施した場合は結果がでるまで1時間30分をこえる場合があります。

使用機器免疫自動分析装置 アボットジャパン アーキテクトi2000SR アボットジャパン アーキテクトi1000SR
精度管理何種類かの管理血清という実際の血清に性状が近く、成分が安定している検体を1日に数回測定し、自動分析装置の状態や試薬の状態をチェックし、測定が正しく行われているかを管理します。
再検査を行う基準
  • 決められた基準範囲を越えた測定値の場合
  • 同じ患者様の測定値が前回の検査結果と一定以上に差がある場合
  • 分析機器からエラー情報が出力された場合

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血液型や妊娠、輸血、自己免疫によりできる抗体の有無を調べる検査です。

輸血検査部門

輸血検査

血液型や妊娠、輸血、自己免疫によりできる抗体の有無を調べる検査です。

輸血用血液製剤支給

輸血が必要な患者様に適合する輸血用血液製剤を検査により選択します。それにもとづき適正な製剤の発注・支給をする業務です。

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尿中の蛋白、ブドウ糖の有無。尿中の細胞などの有形成分を顕微鏡で調べる検査や、便中の血液成分混入の有無を調べる検査です。

一般検査部門

尿中の蛋白、ブドウ糖の有無。尿中の細胞などの有形成分を顕微鏡で調べる検査や、便中の血液成分混入の有無を調べる検査です。

尿一般定性検査

尿の色調、pH、比重、蛋白、ブドウ糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、潜血、白血球反応などを検査します。

使用機器尿定性自動分析装置 アークレイ オーションマックスAX-4280
尿沈渣

赤血球、白血球の数や上皮細胞の種類・数、細菌や結晶の有無を調べます。尿を遠心分離し上澄みを除去し、沈渣を染色し顕微鏡で観察分類します。悪性の疑いのある細胞は病理検査室と連携し臨床に報告します。

便潜血検査

便に含まれるヘモグロビンをイムノクロマト法で定性検査します。肉眼では確認できない微量のヘモグロビンも検出することができます。

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発熱、下痢、肺炎など細菌・真菌による感染が疑われた場合に原因となっている菌を検出・特定したり、どの薬剤が有効なのかを調べる検査です。

細菌検査部門

発熱、下痢、肺炎など細菌・真菌による感染が疑われた場合に原因となっている菌を検出・特定したり、どの薬剤が有効なのかを調べる検査です。

細菌検査

便、尿、血液、痰、膿など様々な材料で検査することができます。材料や菌の種類により使用する寒天を変えて原因となる菌を検出します。通常、検査にかかる日数は3~5日ですが発育の遅い菌などの場合はさらに日数がかかります。
また、イムノクロマト法によりマイコプラズマ、インフルエンザウイルス、肺炎球菌などの感染の有無を調べています。迅速検査なので10分~30分程度で検査結果がでます。


塗沫検鏡検査

ガラス板に検査材料を塗り、固定し・染色を行い細菌の有無、色、形態などを観察して細菌の種類を推定します。また結核菌やその仲間の菌の検出も行います。

培養・同定検査

検査材料や塗沫検鏡結果より原因と予想される菌に合わせて、何種類かの培地に塗沫し培養します。そして発育してコロニーと呼ばれる塊になった菌で様々な検査を実施し菌の種類を特定します。

薬剤感受性検査

検出・同定された菌を培養し、どの薬剤で菌の発育が抑えられたかを調べ報告します。そして有効だった薬剤を使用した治療が行われます。

使用機器全自動同定・薬剤感受性分析装置 日水 RAISUS
血液培養装置 シスメックス バクテアラート 3D

細菌検査部門の技師は院内感染対策委員会やICT(感染制御チーム)の一員として院内感染防止のために細菌の検出状況などの調査報告を行っています。

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患者様から採取された組織や細胞を染色・処理し顕微鏡で観察できるような標本を作製し、それを検鏡して病気の原因を調べたり、疾患の診断を行います。

病理検査

患者様から採取された組織や細胞を染色・処理し顕微鏡で観察できるような標本を作製し、それを検鏡して病気の原因を調べたり、疾患の診断を行います。診断は病理検査専門資格をもった医師により行われます。診断は日本病理学会認定病理専門医により行われます。

組織検査

手術で切りとった臓器・組織や内視鏡検査などで採取した組織を処理し良性・悪性の診断や病変の状態を診断します。この結果により治療方針が決まってきます。

術中迅速診断

手術中に採取された組織で迅速標本を作製・検鏡し診断をすることです。病変組織の切除範囲や手術方針の決定が行われます。

細胞診検査

痰や尿、分泌物など採取された材料をガラス板に薄く塗り、固定、染色します。作られた標本の細胞を顕微鏡で観察し、異常細胞の有無を調べる検査です。病気の早期発見や疾患の良性・悪性の推定ができます。組織検査とくらべ患者様の負担が少ない検査です。細胞診検査は細胞診専門医、細胞検査士により判定が行われます。

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心電図、脳波、肺機能検査、超音波検査など患者様の体に直接触れる検査です。

生理検査

心電図、脳波、肺機能検査、超音波検査など患者様の体に直接触れる検査です。

心電図検査

脈の間隔が一定かどうかや波形の形に異常がないかを調べ不整脈や心疾患の有無を調べます。

負荷心電図検査

階段の上り降りや歩行など運動による負荷をして心電図の変化をみる検査です。

ホルター心電図検査

携帯用の心電計を体にとりつけ通常の生活をしていただき、24時間の心電図を記録します。検査時には生活行動や自覚症状を「行動記録カード」に記入していただきます。通常の心電図や負荷心電図で検出できない異常や異常の頻度を調べる検査です。動悸やめまい、息切れ、胸痛などの原因を調べるため、また治療効果の判定などにも行います。

呼吸機能検査

口から出入りする空気の量や速さを測定し肺の異常や機能を調べる検査です。

脳波検査

電極を頭に取り付け、脳の電気活動(波形、電位、周波数)から脳の異常や障害をとらえて診断に役立てる検査です。

超音波検査

体表面から超音波をあてて体のなかで反射してくる音波を映像化し肝臓、腎臓、胆嚢、心臓、乳腺、甲状腺、血管などの形や血流の状態に異常がないかどうかを調べる検査です。検査する際は体にゼリーをつけて検査を行います。

心臓超音波検査

心臓の大きさ、心臓の壁の厚さや動き。また心臓の弁の動きや状態、心臓内部の異常物の有無などを観察して、診断に役立てる検査です。

腹部超音波検査

肝臓や膵臓、腎臓、脾臓などの大きさや形、腫瘍の有無、胆嚢や腎臓の石などが調べられます。また、脂肪肝の診断にも有用です。

超音波検査は医師および臨床検査技師が行います。臨床検査技師は認定超音波検査士の資格を持っているものがおもに検査にあたります。

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