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256スライスX線CT装置は、マルチスライスCTの中でも最高峰の検査性能を有しております。全身検査において高精彩な画像化が出来るのに加え、心臓の検査性能も著しく向上しており撮影時間(息止め時間)が4秒程度、造影剤使用量50ccと患者様の負担を大幅に軽減することが可能になっております。
心臓CT検査とは主に腕の静脈から造影剤を注入し心臓に造影剤が達した時点で撮影を行い冠状動脈診の状態を調べる検査です。
撮影されたデータはワークステーションと呼ばれるコンピューターで処理することにより以下に示すような立体像(3次元画像)として撮影部を360度自由な方向から観察することが可能です。立体的に観察することにより冠状動脈の狭窄や閉塞という虚血性心疾患の診断、動脈硬化の程度、カテーテル治療(細い管を体内に挿入し、その先端を風船状に膨らませて心血管の狭窄部分を広げたりSTENTを留置したりする治療)のフォローアップ検査装置として期待されています。


心臓3次元画像 冠状動脈全体同時表示画像 広範囲CT血管撮影画像

  1. 息止め3~5秒で冠動脈CT撮影が可能です。
  2. 造影剤の量は従来より少なく出来ます。
  3. X線被ばくが従来より最大80%以上低減可能です。
  4. 冠動脈の形態だけでなく、投薬による効果判定も可能となります。
心臓ボリュームレンダリング画像 アンギオグラフィックビュー画像