診療科のご案内
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診療科のご案内

当院では内視鏡専門の常勤医師8 名と、内科医師4 名、岡山大学、香川大学、診療所などから7 名の応援医師で日々の業務をおこなっております。常勤医師の内視鏡学会専門医が3名、指導医が4名の体制で内視鏡学会指導施設となっており、全体の件数は2017年では12303件と、年々増加しております。 検査の内訳は多岐にわたり、大学などからの応援医師の助力を得ながら、最新の治療についても安全に導入をしています。また、平日夜間、土日祝日についても医師、看護師それぞれで待機体制をとっており、緊急処置が必要な場合に迅速な対応ができるように取り組んでいます。


内視鏡センター診療実績

概要

受付、前処置室、回復室(ベッド7台)、説明室、上部内視鏡室3室、透視装置配置された内視鏡室2室、操作室、大腸待機室、ベッド付きトイレ1か所、一般トイレ10か所となっています

上部内視鏡22本、経鼻内視鏡3本、下部内視鏡12本、超音波内視鏡3本
側視鏡3本、洗浄器5台、光源装置6台を保有し、6か月ごとにオリンパス社により保守点検を受けています

コメディカルスタッフ 看護師12名(内視鏡技師2名)、臨床検査技師兼内視鏡技師2名、看護補助者3名、洗浄員2名、医事担当事務職員1名


上部内視鏡は通常4室で行っています。苦痛を少なくするために鎮静剤を使用することができます。希望される場合は1日車の運転ができませんのでご注意ください。鎮静剤を希望される方は前もって点滴をして検査室に入ります。検査後30分間はベッドで休んでいただき、麻酔回復スコアで安全確認を行った後検査後の注意事項を説明し帰宅となります。待ち時間対策として、テレビや雑誌、スタッフ紹介誌なども置いています。検査中は看護師が、タッチングなどで不安軽減への援助を行います。ピロリ菌除菌に対する説明・指導も行っています。

下部内視鏡はモビプレップ洗腸液1L飲んで行います。自宅で飲んでくることもできますが高齢の方も多く待機室でテレビを見ながら、またスタッフに励まされながらみんなで頑張って検査に臨んでいます。毎日10名以上が一緒に頑張っておられます。トイレは10か所あるので安心です。また、2回目以降の方は、自宅で自分のペースで洗腸液を飲んでいただき、13時頃に検査に来ていただくこともできます。予約時にご相談ください。検査時に鎮痛剤を使用することができますが、希望される方は1日車の運転ができませんのでご注意ください。

特殊検査は入院病棟と連携を行いながら実施しています。食道、胃、大腸の粘膜下層剥離術(ESD)については術前訪問を行い検査中の体位の工夫や、不安の軽減に努めています。
入院検査・処置については外来からクリニカルパスの説明を行い安心して受けられるような体制を整えています。

地域の中核病院として24時間緊急処置に対応していますが、常に、安全、安心な内視鏡治療、看護に取り組んでいます。特に感染管理に対して、日本内視鏡技師会より平成26年に消化器内視鏡室感染対策認定書を受け安全な内視鏡検査ができる体制を確保しています。

安全性については、処置内視鏡におけるタイムアウト制度の導入による患者誤認の防止をおこなっています。また透視下内視鏡装置には録画装置を導入したので、日常の症例の振り返りを行い、万が一偶発症を生じた場合には操作についてのフィードバックに用いることができると考えています。また、月に1度、内視鏡センターに関連した全職員によるミーティングが開始しています。各職種から見た日常の問題点や、改善点を提案することで、スタッフ全員が情報を共有することができ、より円滑なセンター業務の運営につなげています。

それぞれの領域における取りくみ

当院の内視鏡検査の特徴としては健診内視鏡が多く、継続して症状のない段階で検査を受けていただいていくことで、疾患の拾い上げに役立っていると思われます。今年からは三豊観音寺市の健診内視鏡も開始され、当院でも一部症例を担当しております。

消化管領域では、食道、胃、大腸の粘膜下層剥離術(ESD)については87例(2017年)を行っています。2018年7月に高周波発生装置が最新のものに更新されたためこれまでよりもスムーズな処置を行うことができており、治療成績の向上にもつながることが期待されます。十二指腸腺腫に対する水浸下の粘膜切除術(under water EMR)も取り扱いを開始し、より安全に病変の切除をすることが可能となっています。


潰瘍性大腸炎やCrohn病などの炎症性腸疾患については、中学生以降の小児期から成人期まで幅広い年代の患者の治療を行っています。近年、多数の新規薬剤が治療適応に追加されておりますが、当院においても、保険適応の全内科治療薬から白血球除去療法、および内視鏡的バルーン拡張術などの内視鏡的治療まで、多くの治療に対応しています。

胆膵領域では、特に予後不良な癌である膵癌の早期発見、治療について取り組みを行っています。早期発見については腫瘍マーカー、MRCPによる胆膵ドックを導入しており、所見のある方へ精査をすすめていくことで自覚症状のない方からの疾患の拾い上げを試みています。胆膵内視鏡による一般的な精査、処置のほか、超音波内視鏡を用いた胆道減圧術などの高度に専門的な治療手技についても行うことのできる体制をとっています。また、診断、手技の向上のため、全国的に著名な先生を講師として招いての胆膵ライブを定期的に行っています。