診療科のご案内
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がん化学療法とは

 現在、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなっています。がん治療においてがん化学療法は、新しい抗がん剤治療の開発や、副作用を抑える薬(支持薬)が続々と登場しています。がんの早期から終末期まですべての時期に、あらゆるがん腫に行われており、ますます重要な位置を占めるようになってきました。より安全に外来での治療が可能になり、治療の場も入院から外来へ移行しています。


外来化学療法室

 外来で行う全科のがん化学療法を実施しています。また、クローン病や関節リウマチの分子標的治療も行っています。標準治療に基づいた化学療法を、医師・薬剤師・看護師の協働のもと安全に投与されるまでの管理を行っています。外来治療へ移行するときは、入院中に外来化学療法のオリエンテーションを行い、外来での治療を不安なくうけていただけるようにしています。治療中は、本を読んだりテレビや持参していただいたDVDをみながら過ごしていただけます。治療がお昼にかかる場合は、点滴をしながらご飲食もできます。


外来化学療法施行件数

外来化学療法治療成績

スタッフ・設備

 医師1名、薬剤師1名(専任・一般社団法人日本医療薬学会認定 がん専門薬剤師)、看護師5名(公益社団法人日本看護協会認定 がん化学療法看護認定看護師1名を含む)で対応しています。現在ベッド4床と、患者さんの状態に合わせてフルフラットの出来るリクライニングチェア11床の15床で運営しています。プライバシー・急変時の対応を考慮したスペースの確保、ナースコールの設置、雑誌やパンフレットなどの情報提供スペース、ウィッグ展示コーナーなど、安全を確保しながら安心して治療が受けれるよう環境を整えています。


 外来化学療法室では、患者さんの副作用の状況をお聞きし、患者さんと一緒に対策を考え、可能な限りQOL(生活の質)を維持しながら治療が継続できるようサポートさせていただいています。各科外来、薬剤部、緩和ケア外来、救急外来、がん相談支援センター、栄養管理科、口腔ケア室との連携、がん専門薬剤師、緩和ケア認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、救急看護認定看護師など専門領域のスタッフとも連携をとり、お一人お一人の患者さんが、外来治療を維持しながら、いままでと同じように日常生活を送ることができるように、スタッフ全員で支援させていただいています。