診療科のご案内

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脳神経外科

脳や脊髄、神経とその周りの器官に起こる病気を診断し、主に手術による治療を行います。

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脳神経外科診療実績

外来医師担当表(脳神経外科)

糖尿病、高血圧、心臓病,癌などのいわゆる生活習慣病は、食生活、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が病気の発症に関わっているといわれています。またこれらの生活習慣病は初期には自覚症状がなくても発病時には症状が進行していたといったことが多く見受けられます。このため生活習慣の改善とともに早期発見・早期治療が大切となってきます。また脳についても同様で、一見元気に働いておられる方でも生活習慣に問題のある方や高齢者の中には、無症候性脳梗塞などの異常所見を認める人がいます。最近MRIなどの医療機器の発展により、安全な脳の検査が可能となりました。このため以前は外来では困難だった脳の健康診断が行えるようになってきました。当院でも従来の人間ドックに加え“脳ドック”を新たに行うことになりました。一定の年齢になられた方は定期的な人間ドックとともに“脳ドック”も一度受診されることをおすすめします。

最新鋭のMRIという機械です。仰向けになってじっとしているだけで脳硬塞や脳腫瘍の有無、脳および頚部の血管の状態(脳硬塞の原因となる血管の狭窄やくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無)が、20分程度で、一目瞭然にわかります。 頚部のMRAです。知らぬ間に頸動脈が細くなって脳硬塞を起こすことが増えてきています。 脳のMRIです。知らぬ間に脳硬塞や脳腫瘍になっていてもわかります。 脳のMRAです。血管の狭窄や脳動脈瘤などの血管の異常がわかります。

脳ドックでわかる病気

脳卒中(脳血管障害)は脳の血管が詰まる“脳梗塞”(発病原因により脳血栓と脳塞栓に分けられます)と脳の血管が裂けて出血する“脳出血”、脳の血管にできた瘤(こぶ)が破裂して出血する“くも膜下出血”などに分類されます。これら脳卒中は以前は日本人の死亡原因の第一位でした。その後医学の進歩や食生活の改善などに伴い現在は第三位となっていますが最近でも多くの人が亡くなっており、また一度壊れた脳細胞はほとんど再生しないため重篤な後遺症を残すことも多く、怖い病気であることにかわりはありません。その予防法としてMRI・MRAにより脳血管の異常の有無、脳動脈硬化の程度、無症候性脳梗塞の有無などを発症前に発見し、早期に適切な治療を開始することにより発症を予防することがある程度可能となっています。また無症状で経過している“脳腫瘍”なども早期に発見することが可能です。なお近年社会問題化している“痴呆”のチェックも高次脳機能検査により早期発見が可能です。大切な臓器である脳の健康のため当院の“脳ドック”が皆さまのお役に立てることを願っております。

こんな症状のある時は、脳ドックをご利用ください

●頭痛  ●眼痛  ●顔面痛 ●首の痛み ● 肩こり ●めまい  ●耳鳴り ●高血圧症 ●一時的な言葉のもつれや手足のまひ ●肉親に脳卒中になった方のある人

主な検査内容

最新のMRIによる脳実質・脳血管・頚部血管のチェック、脳卒中に関係のある血液検査、心電図による心臓機能検査などのチェックを行った後、脳神経外科専門医が診断を行います。なおコースにより検査内容が異なりますので別表を御参照ください。

MRI検査の注意事項
  1. MRI検査のできない人
    ● ペースメーカー、脳動脈瘤クリップや骨折等で体内に金属が入っている、などの電気的、磁気的、あるいは機械的に作動するものが体内に 埋め込まれている人。
    ● 妊娠初期(3ヶ月)の方は原則としてできません。
  2. MRI検査を受けるときの注意
    ● 化粧品(特にアイメイク)は金属の粉を含んでいます。検査前に洗い落としてください。
    ● 入れ墨の中には金属の粉を含んでいますので、検査中に皮膚に痛みを感じることがあります。
    ● 機械工や金属の作業環境にある人の目には、鉄片が入っている可能性がありますので、事前に眼科で診察を受けて下さい。
    ● 閉所恐怖症を起こす可能性のある人は検査ができない場合があります。
  3. MRI検査中
    ● 大きな機械音がしますが、マイクを通して声は操作室に聞こえるようにな っています。また真上に備え付けてある鏡で外の様子が見えるようになっています。
高次脳機能検査について

「最近、物忘れが・・・」「名前がすぐに思い出せなくなってきた」というのはある程度年齢を経てくれば誰でもよく経験することです。高次脳機能検査では、こういった言語・記憶・注意(集中)・意欲・知能などに関する検査を行い、「単に年齢のせいなのか、何かの病気の始まりなのか?あなたの現状をチェックします。


脳ドックA(従来の当院での人間ドックに追加)
● 問診
● 脳の検査
頭部MRI&MRA・頚部MRA・高次脳機能(痴呆)検査・臨床心理士による仮名ひろいテスト、ミニメンタルテスト ・神経学的検査(脳神経外科医の診察)
● 検査結果の説明(後日説明します)
脳ドックB(脳ドック単独)
● 問診
● 一般計測
身長、体重(肥満度計測)、血圧、視力、眼底、聴力・血液検査、尿検査・心電図・脳の検査・頭部MRI&MRA・頚部MRA・高次脳機能(痴呆)検査・臨床心理士による仮名ひろいテスト、ミニメンタルテスト・神経学的検査(脳神経外科医の診察)
● 検査結果の説明(後日説明します)
簡易脳ドック
● 脳の検査
頭部MRI&MRA・頚部MRA・高次脳機能(痴呆)検査・臨床心理士による仮名ひろいテスト、ミニメンタルテスト・神経学的検査(脳神経外科医の診察)
● 検査結果の説明(後日説明します)

検査の内容上、できるだけ脳ドックAまたはBを受診されることをお勧めいたします。ただし、過去数ヶ月以内に人間ドックを受診された方は重複する検査が生じると思われますので、簡易脳ドックのみでも問題ないと思われます。この際は人間ドック成績表を持参ください。

受診日 月、水、金曜日(ただし祝・祭日は除く)
受付時間 検査当日は、午前8時15分までにおこしください。
準備品 被保険者証、健康診断受診票、脳ドック問診票
申し込み方法 脳ドックは予約制ですので、電話または直接センターへお申し込みください。予約されますと、受診に必要な関係資料を郵送します。お問い合わせ、お申し込みは月~金曜日の10:00~16:00にお願いします。また内容等につきましてはお気軽に御相談ください。

お問い合わせ等は下記へお願いします。

三豊総合病院企業団 国保保険福祉総合施設 健康管理センター
TEL:0875-52-3366(内線1610)
FAX:0875-52-5300

斉藤 信幸

部長 平成7年卒業

専門分野 脳神経外科一般
認定医  
専門医 日本脳神経外科学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
指導医 日本脳神経外科学会 指導医
その他  

大久保 修一

部長 平成11年卒業

専門分野 脳卒中
認定医 日本神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
専門医 日本脳神経外科学会 専門医
日本脳卒中学会 脳卒中専門医
指導医  
その他  

久松 芳夫

医長 平成19年卒業

専門分野 脳神経外科一般
認定医 日本神経血管内治療学会 脳血栓回収療法実施医
専門医 日本脳神経外科学会 専門医
指導医  
その他