当院は昭和26年開設以来、常に地域の基幹病院として幾多の変遷を経ながら、国保直診病院として、住民の生命と健康を守るため、質の高い医療の提供を行い、保健・医療・福祉・介護を連携した地域包括医療・地域包括ケアシステムの構築を実践してきました。
しかし、この間数次にわたり建物の増改築を繰り返し、対症療法的な施設の整備を余儀なくされた面もあったため、全体的に施設が狭隘で機能面での整合性が確保されているとはいえなくなりました。
特に東棟は、昭和46年に建設して非耐震構造であり、老朽化が著しいほか設備面で種々な問題を抱え、患者様が要望する療養環境に対応できませんでした。また、西棟は昭和52年に建設されたものでありますが、東棟と同様の状況下にありました。
急速に進歩する医学と、多様化しつつ増大していく医療需要に適切に対応し、医療機能の充実強化を図り、安らぎとゆとりのある療養環境、「安心・安全・納得」の医療が実践できるアメニティーとホスピタリティーを有する病院に脱皮すべく、整備事業増改築工事を平成21年度から行い平成25年8月に完成しました。
今回の整備事業完成後のコンセプトについて
今後は、ソフト面の充実を図りながら、当院を利用される地域住民の保健・医療・福祉(ケア)のより一層の向上に取り組んでまいります。
なお、病院運営を行いながらの工事であったため、病院利用の皆様には、何かとご不便をおかけしたことに対してご理解・ご協力にお礼申し上げます。
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