診療科のご案内
トップページ > 診療科のご案内 > 中央検査部 > 血液・凝固検査部門

診療科のご案内

血液検査

貧血や白血病を診断する場合に必要となる検査の1つです。主な検査には血球算定検査、末梢血液像検査、骨髄像検査、ヘモグロビンA1cがあります。

  • 血球算定検査
    赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度などを多項目自動血球分析装置を用いて測定する検査です。
    使用機器 多項目自動血球分析装置 シスメックスXE-ALPAH(N) シスメックスXT-2000i・自動グリコヘモグロビン分析計 東ソーHLC-723G8
  • 末梢血液像検査
    血液中の赤血球、血小板の形態や白血球の分類、異常細胞の有無を調べる検査です。多項目自動血球分析装置により分類できない場合、血液をスライドガラスに薄く塗布した標本を作り、細胞を染色して顕微鏡で観察分類します。顕微鏡での確認は白血病などの血液疾患を見逃さない為には必要不可欠な検査です。
  • 骨髄像検査
    骨髄とは血液を造りだす重要な組織で骨の中心にあります。医師が胸骨や腸骨の穿刺を実施し、採取した骨髄液を用いる検査です。骨髄液をスライドガラスに薄く塗布した標本を作り、細胞を染色して顕微鏡で骨髄細胞を観察分類します。また、ペルオキダーゼ染色、エステラーゼ二重染色、鉄染色などを行うことにより、白血病の診断に重要な染色像を観察します。
凝固検査

血友病など血液の凝固異常がある疾患、肝障害や血液を固まりにくくするお薬を飲まれているかたの状態を見るうえで重要な検査です。また、手術の前や後には凝固異常の発見のため検査が実施されます。検査項目はプロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時間、フィブリノゲン、FDP、D-Dダイマー、アンチトロンビンⅢなどがあります。採血されて1時間以内に測定結果がでるように業務に取組んでいます。
使用機器:全自動血液凝固測定装置 シスメックスCS-2000i