診療科のご案内
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生化学検査

血液、尿、体液中の蛋白質、脂質、酵素、電解質、含窒素物などさまざまな成分を測定する検査です。検体を遠心分離器にかけ細胞成分などを除いた部分(血清、血漿)を使用します。検体数、項目数は非常に多く、検体は生化学自動分析装置で検査されます。生化学自動分析装置は限られた血清量で多くの項目が測定できるように微量化されていますが、測定の正確性や精度を維持するために測定値の基準の保証や日々のメンテナンスや精度管理が必要です。外来診療では診療前に生化学検査が実施されることが多く、測定された検査結果で診療が行われます。採血されて1時間以内に報告できるよう努力していますが、血液が固まるのが遅い場合や再検査を実施した場合には1時間を超えてしまう場合があります。ご了承いただけますようお願いいたします。

使用機器 生化学自動分析装置 日本電子BM-2250 日本電子BM-9130 日本電子BM-1650

免疫血清検査

抗原抗体反応を利用して微量な蛋白、ホルモンやウイルスなどの抗原を検出する検査です。生化学検査同様、検体を遠心分離器にかけ細胞成分などを除いた部分(血清、血漿)を使用します。PSA、CEA、AFPなどの腫瘍マーカーやTSH、FT3、FT4(甲状腺関連ホルモン)、BNPなどは診療前検査として実施されています。測定の正確性や精度を維持するために測定値の基準の保証や日々のメンテナンスや精度管理が必要です。検査結果は生化学検査より分析に時間が必要です。1時間以内に報告できる場合もありますが、再検査を実施した場合は結果がでるまで1時間30分をこえる場合があります。

使用機器 免疫自動分析装置 アボットジャパン アーキテクトi2000SR アボットジャパン アーキテクトi1000SR
精度管理 何種類かの管理血清という実際の血清に性状が近く、成分が安定している検体を1日に数回測定し、自動分析装置の状態や試薬の状態をチェックし、測定が正しく行われているかを管理します。

再検査を行う基準
  • 決められた基準範囲を越えた測定値の場合
  • 同じ患者様の測定値が前回の検査結果と一定以上に差がある場合
  • 分析機器からエラー情報が出力された場合