病院のご案内

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ご挨拶

企業長
白川 和豊

 三豊総合病院は、昭和26年12月に開院以来、地域の保健・医療提供の拠点として、医学の進歩や社会環境の変化に対応してその機能充実を図り、療養環境の整備に努めてまいりました。平成25年9月に新西棟建設を含めた全体の再整備を行い、三豊・観音寺地域における救急や災害医療、がん診療、心疾患など医療法にうたわれた5疾病・5事業などに重点的に対応しつつ、高度急性期から在宅医療まで地域で求められる広範な医療提供を行っております。一方、三豊総合病院企業団は、国民健康保険直営診療施設として、総合保健施設、老人保健施設を併設し、予防や介護保険部門の運営にもかかわっています。がん検診や乳児健診はもちろんのこと、国保や健保のドック検診を含め、特定健診や特定保健指導など地域の住民の健康づくりに取り組んできました。

 さて、当地域の人口推移将来予測によれば、今後30年の間に生産年齢人口は4割近く減少、75歳以上の高齢者は5%程度増加、中でも90歳以上の人口は2倍になると予測されています。今後急速に進む少子高齢化の中、国は会保障提供体制を持続可能なものにするため、平成26年10月「医療介護総合確保推進法」を公布し、それに沿って平成28年度には香川県地域医療構想が策定されました。団塊の世代が後期高齢者となる平成37年をめどに、中西讃地域に必要な機能別病床数が示され、各病院の自主的な取り組みを基に病床数を適正化していこうとする計画です。この地域医療構想の中で、三豊総合病院は高度急性期、急性期の医療機能を担うこととなります。 また、平成28年度中に「公立病院改革プラン」の策定も求められ、経営の効率化、経営形態の見直し、再編統合、地域医療構想との整合性を問われましたし、(策定済みでホームページにも載せております)平成30年には県では第7次医療計画や市町村では介護保険計画が立てられ医療と介護の一体的な改革が進められることになっています。急激な人口減少や超高齢化といった社会環境の変化、それに対応しようとする国の諸制度の変化に柔軟に対応し、地域住民の皆様に最善、最適の医療提供を目指すとともに、行政や医師会とも連携して地域包括ケアシステム構築にも参画してまいります。


 医学の進歩は高齢者に対しても安全に提供できる医療の範囲を広げてきました。元気で体力もあり、社会的活動にも参加する高齢者が増えており、救急医療やがん診療、心疾患などでは、高侵襲な医療の対象になる高齢者が増加する一方、フレイルやサルコペニアと呼ばれる虚弱な高齢者も少なくありません。医療は安全が第一であり、高齢者それぞれに適切な医療を提供することが重要ですし、受療者の側にも適切に医療資源を利用することが求められます。価値観が多様化した時代に「適切」の判断は困難な面もあります。働く世代が急激に減少し、医師をはじめとしたメディカルスタッフなどの医療資源には限りがあり、今後さらにその確保は困難になることが予想されます。日頃から検診や保健指導を積極的に受けて自律した健康管理に努め、医療を適切に利用するよう住民の皆様にも心掛けてほしいと思います。国民健康保険制度改革も行われますが、国民皆保険制度を守るという意味でも、医療費の適正化に関しては住民の一人一人が関心を持つ必要があります。自助や互助の文化の再構築が問われていると思います。三豊総合病院企業団は、今後も行政や医師会と連携して地域の健康づくり、街づくり、文化づくりに貢献してまいります。

平成29年4月1日

地域住民の皆さまへ

副企業長兼院長
安東 正晴

 三豊総合病院のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。

 社会保障改革国民会議の報告を受け、国は医療の主軸を病院完結型医療から地域完結型医療に方向を転換しました。さらに地域包括ケアシステムを提唱しています。団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度の要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していくという構想です。今後、認知症高齢者の増加が見込まれていることから、認知症高齢者を地域で支える地域包括ケアシステムも必要になります。三豊総合病院は三豊観音寺市医師会、宇摩医師会の先生、観音寺市、三豊市、四国中央市の行政とこれまで以上の連携を行い、この地域におけるシステムを創り上げていきます。さらに近未来に予測されている東南海地震、南海トラフに備え災害拠点病院として患者さんのトリアージ、受け入れ体制などの定期的な訓練も必要です。

 地域医療構想策定プランに従い、県は二次医療圏として三豊・観音寺医療圏と中讃医療圏を病床数では統合して考えることになりました。2025年に向けて必要な病床数はどのくらいかを考えています。

 夜間、土日、祝祭日の選定療養費として2016年4月から5400円徴収することになりました。選定療養費とは、自分の都合で受診された(いわゆる、コンビニ受診)患者さんから、保険を使った診療費の代わりに料金を頂く制度です。当院が本来担うべき2次・3次救急医療に十分応えるために、1次救急で明日まで待てる患者さんには救急受診を控えて頂き、病院本来の救急業務を充実させることが狙いです。結果として、土日、祝祭日の救急患者数は半減しましたが、ここからの入院患者数は変わりがなく、適正なトリアージが出来ていると思います。時間内受診の患者さんは、徴収していませんのでご安心下さい。


 地域住民の皆さんが三豊総合病院に求められる要望は数多くあると思います。地域の中核病院としての役割は、急性期医療、救急医療、がん診療、手術治療などの提供であると考えています。2016年の診療報酬改正で、病床の機能分化がより明確になりました。病棟ごとに超急性期、急性期、回復期、慢性期の4つに分けて報告しなければなりません。国が求める地域医療の姿を、この地域でどのように展開していくのが良いのかを考えています。今後さらに地域の住民の方々及び患者さんから信頼され、選ばれる病院にするため、病院全職員が一丸となり、一層努力して行きたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

平成29年4月1日